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町を盛り上げるため商工会の制度を利用された方々をご紹介します。

のどかな里山に佇む、個性的な酒店。

 
 
中井町のバス通りにひっそりと佇む宮川酒店さん。山々に囲まれ、目の前には田んぼが広がる、のどかな場所にあります。
店主の宮川満洋さんは、宮川酒店の3代目。大学で経営情報を学んだあと、都内の酒屋で3年間修業をしたそうです。
「ワインを中心に、季節を感じる、美味し・愉しのお酒たちを皆さまにお届けしています。」
造り手が心を込めて造ったお酒たちを、自分の言葉で紹介し、お客さまにくつろぎの空間でスペシャルな時間を過ごしていただく工夫を、日々ご夫婦一緒に心がけているといいます。

積み重ねた夢を
リノベーションで形に。

 
 
店の中に入ると、まず目に止まるのがバーのようなカウンター。リノベーションの際に不用になった廃材を利用して思い出のつまった一角になっています。またカウンターの目の前にある古民家のような棚は宮川さんの手作り品。かなり前に作ったもののお蔵入りだったそうですが、リノベーションを機に日の目をみることに。
 
いまはご長女がチョイスした駄菓子を陳列してあり、おもにご長女の同級生たちが購入してくださってるそうです。
お酒の種類の多さに驚きます。シニアワインアドバイザーである宮川さんが選んだワインを中心に、日本酒や焼酎、果実酒なども、それぞれ種類豊富に仕入れ、自宅用はもちろん、贈り物にも最適な品々が並んでいます。
イタリアンレストランの取引先もあるとのことで、パスタや塩もあり、奥さま一押しのハーブティーも。お酒にとどまらず、夫婦が選んだイイものが店いっぱいにあふれているようです。

月の満ち欠けに、思いを馳せながら…。

 
 
ひと月に2回ほど、夜の宮川酒店に明かりが灯ります。その名も「新月・宮酒場」と「満月・宮酒ワインバー」の日。
とびっきりのお酒を主役に、宮川家のばあばが心を込めてつくったおばんざい、そして棚に並ぶ缶詰などの逸品グルメが脇役に。魅惑な限定バーに、ぽつりぽつりと人が引き寄せられているそうで、時には50人以上が参加するとか。ちょっとジブリの世界のような立地が隠れ家的な雰囲気を醸し出しているのかも。店の目の前にはバス停があり、北の秦野から、そして南の二宮から、バスに揺られて魅惑なバーに酔いしれに集まります。

「とびだす酒場」で
至福のひとときをお届け。

 
 
宮川さんの次なる夢は、とびだす酒場をつくること。キッチンカーに美味しいお酒とおつまみを積み込んで、キャンプ場やイベントに出動したいそうです。
「お店の立地的に待ってるばかりじゃいけないかと。こちらからとびだしていかないとね。」
すでに、畑の中での結婚式や会社の賀詞交換会、歓送迎会など、外でのイベントもこなしているといいます。中高大とバレーボールに打ち込んでたという長身を生かして、これから先のことも見通せているよう。ぜひとも、すてきな「とびだす酒場」をつくって、スペシャルな時間をいろいろなところに届けてほしいです。

宮川 満洋 氏
宮川酒店/宮酒ワインバー

宮川 満洋 氏

Profile
店名宮川酒店/宮酒ワインバー
所在地〒259-0151
神奈川県足柄上郡中井町井ノ口693-10
TEL0465-81-0309
メールアドレスmiya-gawa@gol.com
ホームページhttp://miyagawasaketen.com
営業時間10:00〜19:00
休業日水曜日・日曜日

のどかな里山に佇む、個性的な酒店。ひと月に2回ほど、夜の宮川酒店に明かりが灯ります。その名も「新月・宮酒場」と「満月・宮酒ワインバー」の日。
とびっきりのお酒を主役に、宮川家のばあばが心を込めてつくったおばんざい、そして棚に並ぶ缶詰などの逸品グルメが脇役に。