Deprecated: Array and string offset access syntax with curly braces is deprecated in /home/ashikami/www/main/ashigarakami-sci02/ashigarabito/wp-content/plugins/count-per-day/counter-core.php on line 1517
秋田谷 光彦 氏 – 足柄人〜あしがらびと〜 足柄地域で頑張る企業人を応援します!
people足柄人

町を盛り上げるため商工会の制度を利用された方々をご紹介します。

組木細工職人からの転身。

 
 
 青森生まれという秋田谷さんは、高校を卒業後、就職を機に上京。小田原の伝統工芸である組木細工の職人として修行をスタートしました。下積みとして5年は必要とされる世界で、コツコツと技術を習得し、やっと組木細工職人として独り立ちできるかというところで、ニクソンショックが発生。組木細工の輸出が激減し、出来高制の職人としての行く末が不安に……。いくつかの職業を体験してのち、一念発起して、やきとり屋さんの門を叩いたそうです。
「やきとりが好きだったからさ。」
秋田谷さんは照れくさそうに語りました。

人手不足で焼肉屋に配属されたのが
いまの自分のはじまり。

 
 
新天地として選んだのは、小田原で知らない人はいないという老舗「鳥ぎん」。今でも、やきとり好きに人気の店です。これから大好きなやきとり三昧といくところが、配属されたのは焼肉屋である大松園。すぐに新松田店の開業にたずさわることになり、新松田店オープンの翌年(昭和47年)には店長に抜擢されたそうです。
それからもうすぐ50年。夫婦で力をあわせ、地元の名店へと育ててきました。新松田駅の駅前という好立地を生かし、地元の常連客はもちろんのこと、登山客をはじめ足柄エリアに足を運ぶ観光客にも親しまれています。

確かな品質のものを
庶民価格で提供すること。

 
 
焼肉ひとすじに45年以上。「おいしくなければ大松園ではない」を心にしみこませ、肉を見極める目を養ってきたそうです。
ここ10数年は特にクオリティにこだわり、A4クラス以上の黒毛和牛のカルビやリブロースを自信を持って提供しているとか。リーズナブルなランチメニューや食べ放題プランでも、肉の品質を落とすことはしないそう。「カルビばっかりオーダーされちゃうと、うちは倒産しちゃうよ」と、困ると言いながらも満面の笑みでつぶやきました。
百聞は一食に如かず……ということで、取材がてらにいただいたランチは、思わず笑みがこぼれるほどの絶品。肉厚の霜降りカルビは、厚いのにとろけるほどでした。黒毛和牛だけでなく、薩摩いも鶏やジンギスカン、カルビ麺を代表とする麺類など、メニューは豊富です。

足柄平野に根ざした暮らし。

サラダの野菜の新鮮さにも注目。シャキシャキのキャベツや、みずみずしいトマト。店で使う野菜には秋田谷さんの手作り野菜が登場することもあるそうです。聞けば、約1000坪の畑で栽培しているとか。朝はまず店に出てくる前に、農作業にいくのが日課だそうです。
「数年後に引退したらさ、農業中心の生活したいね。」
雨読晴耕の暮らしを計画中の秋田谷さん。
松田山の河津桜の下に広がる菜の花畑の世話も積極的に関わっているとか。どっしり足柄平野に根ざした秋田谷さんの暮らしに、今後も新しい何かが花咲くことでしょう。

秋田谷 光彦 氏
大松園

秋田谷 光彦 氏

Profile
店名大松園
所在地〒258-0003
神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1215
TEL0465-82-6881
営業時間11:00〜22:00(LO21:30)
休業日水曜日

確かな品質のものを庶民価格で提供すること。焼肉ひとすじに45年以上。「おいしくなければ大松園ではない」を心にしみこませ、肉を見極める目を養ってきた。







足柄地域の頑張っている、事業所・お店

足柄人 足柄地域で頑張る企業人