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足柄人 – 足柄人〜あしがらびと〜 足柄地域で頑張る企業人を応援します! https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito 頑張るあなたを応援するサイト~足柄上商工会~ Mon, 01 Mar 2021 05:03:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.3.17 勝又 祐介 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e5%8b%9d%e5%8f%88%e3%80%80%e7%a5%90%e4%bb%8b%e3%80%80%e6%b0%8f/ Tue, 23 Feb 2021 22:47:00 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=893

こってり風味豊かな
オマール海老だしらーめん

 小田急・新松田駅の踏切にほど近い麺屋三男坊は、2017年6月にオープンしたラーメン屋さんです。店のところどころにある赤い海老のマークがこだわりの主人公。なんと、高級食材ともいわれるオマール海老をぜいたくにスープづくりに使った珍しいラーメンを提供しています。
 「いちばん人気はやっぱりオマール海老だしらーめんですね。オマール海老、鶏、豚からダシを抽出した濃厚トリプルスープが特徴です」と店主の勝又祐介さん。自身も三男坊なのか確認できませんでしたが、やんちゃな笑顔が三男坊という店名にぴったりです。

地域のお客様をワクワクさせたい

 こってり濃厚派がオマール海老だしらーめんなら、あっさり派には新松田系醤油大粒ワンタン麺がおすすめだそう。大粒なワンタンのあっさりとした味わいが、豚のうまみが溶け込んだスープによく合います。
 「地域のお客様をワクワクさせていきたい」というのが店主・祐介さんのモットー。年末にチャーシュー1本売りを利益度外視の価格で大盤振る舞いするなど、お客様とともに繁盛していこうというサービス精神であふれています。

コロナに負けないサービス精神

 コロナ禍による自粛営業は、予想を超えた売上減少を招きました。
 「女性など若い客層から年配の方まで新規顧客を増やしていき、売上を上げて利益が出せるようにする」を目標に掲げ、女性やスーツ姿のサラリーマンをターゲットに、紙エプロンやマスクケースを用意。席をすべて区切って、感染予防対策もおこなっています。
 さらに、女性が来店しやすい店舗づくりをめざし、持続化補助金を活用して、2020年11月に外装をリニューアル。リフレッシュオープンを記念して、人気のラーメン2種を2日間に限り500円で提供するというサービス精神は、さすがというほかありません。

テイクアウトの継続、そして強化

 今後は、「テイクアウトの継続・強化を中心に、店舗PR不足解消により《オマール海老だしらーめん》を多くの方に知ってもらい、女性を中心とした新規顧客開拓で、減少した売上をカバーしたい」と祐介さん。
 麺類に関しては品質低下防止の為につけ麺以外はテイクアウト不可ですが、チャーハンや丼物なども好評だそう。ラーメン屋の3点盛りやおつまみチャーシュー、レバもやし炒めなども、自粛生活の家飲み増加で人気上昇中です。
 脱皮を繰り返す海老は、成長と発展の象徴ともいわれます。売上挽回の秘策が生まれるのももうすぐです。

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鍵和田 亮 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e9%8d%b5%e5%92%8c%e7%94%b0%e3%80%80%e4%ba%ae%e3%80%80%e6%b0%8f/ Tue, 23 Feb 2021 06:41:52 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=863

文政8年創業の歴史ある酒蔵

 JR御殿場線の松田駅近くにある中沢酒造は、丹沢の地酒として名高い「松みどり」を造る酒蔵。創業は文政8年(1825年)で、約200年の歴史を誇ります。かつては、松田周辺の庄屋を生業とする一方で、神奈川県産の足柄米を使って日本酒造りに精を出し、小田原藩の御用商人として出入りしていた大久保家にお酒を献上したそうです。そして、藩主大久保氏より「松美酉」の名を賜ったそうです。
 「この『松美酉』の名は、“松”は蔵の横を流れる、酒匂川沿いの松並木を、“美”は松田町の美しい風景とこの美酒を、“酉”は酒壷の形を表し、一文字で酒を意味すると、代々語り継がれています」と11代目の鍵和田亮(あきら)さんが教えてくれました。

品質も人気もお墨付きの名酒

 神奈川県の名水「丹沢山の伏流水」で仕込む『松みどり 純米酒』が、東京国税局酒類鑑評会の純米燗酒部門にて優等賞を受賞。また、日本酒のクチコミサイトsaketimeにて、神奈川の日本酒ランキング2020で『松みどり』が1位になるなど、品質も人気もお墨付きです。
「皆様の『美味しいね!』というお言葉が、私たちの元気の源です。」
 昔ながらの麹造りに始まり、ふねによる上槽まで全量手造りにこだわる中沢酒造。純米酒と生酒にこだわっている酒造りだからこそ、原料を吟味し、「こびず、おごらず」素直な酒造りを心掛け、ひとつひとつ丁寧にじっくりと時間をかけて醸しているそうです。
 今も昔も変わらず、全量手造りというこだわりは長い歴史を感じさせる建物からも伝わってきました。

オゾンの力で安心安全を

 秋に収穫した新米で造る日本酒の「新酒」は、冬ならではの風物詩。松田山に咲き誇る早咲きの河津桜の時期と重なり、中沢酒造も花見客らで賑わう季節です。コロナの影響で、酒蔵での吹奏楽コンサート等は中止となりましたが、新酒を楽しみにしている方々が直売所を訪れています。
 お客様の安心安全のため、持続化補助金を活用して直売所である展示蔵にオゾンガス発生装置を導入し、感染症対策を強化。高濃度オゾン水供給システムも導入したそうです。さらに、県の感染症対策事業費補助金で非対面式の試飲サーバーも設置しました。

松田町への恩返しと
松田町の魅力発信のために

 「将来の夢は酒屋」。小学校の卒業文集にそう書くほど、自然と「蔵を継ぐこと」考えていた11代目・亮さん。「蔵の将来につながる勉強・研究がしたい」と東京農業大学へ進学。その後、奇跡的に発見した地元の河津桜からの天然の花酵母を使い、地域に密着した「オール神奈川県産ブランド」の『亮(りょう)シリーズ』を展開します。
 「生まれ育った松田町に恩返しがしたい、
 松田町にたくさんのお客様に足を運んでほしい……」という思いを抱えて、実家の酒蔵に戻って酒造りを始めたのが24歳の春でした。
 「まだまだ未熟な自分と、二人三脚で成長していきたい。」とお酒に「亮」と名前を付けたといいます。まだまだ成長を続ける亮(あきら)さんと亮(りょう)シリーズ。これから醸しだす新酒から目が離せません。

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石井 孝典 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e7%9f%b3%e4%ba%95%e3%80%80%e5%ad%9d%e5%85%b8%e3%80%80%e6%b0%8f/ Tue, 23 Feb 2021 05:43:57 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=847

梅の里に息づく、
真心と誠意を込めた酒造り

 大井町には2つの酒蔵があります。そのうちのひとつである石井醸造は、小田原の曽我梅林にほど近く、気候温暖・風光明媚な足柄平野の東端に位置します。
 もろみを通常の3回に分けて仕込む「三段仕込み」ではなく、4回に分ける「四段仕込み」 にこだわる酒造り。
 「最後の4回目の仕込みを、通常の掛け米では用いない『もち米』を使うことによりでるコク、蔵特有の濃醇な味わいをぜひご賞味ください」と孝典さん。150年以上にわたって受け継がれる酒造りを大切に守っています。

乾杯条例をきっかけに
地域一体となって地酒の魅力を発信中

 平成28年11月、「大井町地酒で乾杯を推進する条例」という乾杯条例が神奈川県内で初めて施行され、同時に「大井町地酒で乾杯推進協議会」が立ち上がりました。2社の酒蔵のほか、足柄上商工会、酒販店や飲食店、大井町地域振興課の方々がメンバーとなり、これまでさまざまなイベントを開催したそうです。
 「酒蔵見学イベントや飲食店(居酒屋・中華・女性限定イタリアン)イベント、落語会、コンサートなどを企画し、いずれも大盛況の事業になりました」と、孝典さんは目を輝かせながら語ります。
 今年度はコロナ禍で集客型のイベントが開催できない中、リモートによる酒蔵見学と、上杉孝久氏を講師とするオンラインセミナーを開催。これまでのイベントは地元の方々の参加が中心でしたが、東京・大阪・名古屋など遠方からの参加もあり、リモートならではの特色を生かすことができたそうです。
 「地域に根差した乾杯条例の施行により、地域一体となって2社の酒蔵を盛り上げていただいている実感があり、とりわけ町役場の方々の企画・立案および多大なるご尽力に本当に感謝しております。」

製品に対する信用を積み上げていくことが
メーカーとしての信条

 孝典さんは大学を卒業後、銀行に10年勤務し、3か所の営業店に配属されたとか。
「どこの地域に行ってもお客様からとても大事にされたという思い出ばかりです。銀行員はお客様の大切な資産を預かり、個人や法人など必要な資金を貸し出す重要な役割で、信用はもちろん、期待も非常に大きく、手を抜いて良い仕事などひとつもありませんでした。」
 約20年前に家業を継いでからも、気持ちは同じで、お取引先や仕入れ業者、従業員、近隣の方、家族など、支えてくださる方は皆大切にしなければならないという思いは、今でもまったく変わってないといいます。


真心を込めた製品開発を

 以前、神奈川新聞の女性記者が酒蔵の取材で訪ねられ、「ここのお酒は梅の香りがして美味しい」という記事に。もちろん、日本酒に梅の香り付けなどするはずもなく、曽我梅林の近くにあるというイメージでお酒の味がそう感じたのでしょう。そこで、孝典さんは「一層のこと梅を使ったお酒を造ろう」と決心しました。
何年か試作を繰り返した後、平成18年に、日本酒ベースの梅酒造りを開始。製品化後、いちばん難しい点は甘さの加減で、甘過ぎても、酸っぱ過ぎても、なかなかお客様には受け入れてもらえず、納得のいく商品が安定的にできるようになるまで10年の歳月がかかったそうです。
 梅の実も、毎年豊作というようにはいかず、近年はやや不作の年が多く、そのような中でも期待通りの品質で梅の実を納めてくれる梅農家の方々には本当に頭が下がる思いだとか。最近では、持続化給付金の採択により、梅シロップを開発し、「おだわら うめみつ」の商品化にこぎつけました。
 「微力ながら、曽我梅林産の梅の消費拡大に少しでもお役に立てればと考えています」と感謝の思いを抱き続けています。
 「これからも『真心をこめて製品化する』をモットーにして、次の世代につながる事業をおこなっていきたい」と抱負を語ってくれました。

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齋藤 武久 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e9%bd%8b%e8%97%a4%e6%ad%a6%e4%b9%85%e3%80%80%e6%b0%8f/ Tue, 23 Feb 2021 02:15:26 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=830

ひとり一人と向き合い把握すること

 大井町で個人学習塾を経営されている齋藤さんを訪ねました。街中を車で走っていると大手学習塾の宣伝広告をよく目にします。そういったイメージを持ちながら教室を訪れると、看板は落ち着いたグリーンで統一されておりどちらかというと質素な感じでした。教室は清潔感ありリラックスして学習ができる雰囲気です。結論からいうと齋藤塾長の人柄と性格を、誇大広告とは程遠い謙虚な看板が物語っているような感じがしました。

「個別に全ての生徒を見てあげないと気が済まないんです。」と齋藤塾長は開口一番。具体的にお伺いしていくと「進むスピードは子供によって違うんです。見えてくる個々の課題も当然違うし、習熟へのアプローチの仕方も違うんです。まずはそこを見つけ一緒になって進んでいくんです。だから大量に生徒の募集は出来ないんです。だから大して儲かりもしないんです。」と笑いながら齋藤塾長。ひとり一人の性格やクセを把握してより細かくみていき、「この生徒さんはどこまでわかっていて、どこからわからないか?」をひとり一人と向き合い把握することでカリキュラムを決定しているとのこと。当たり前のことかもしれないけれど大手の塾ではこういったスタイルははとれないのではないかと感じました。「個人、少人数指導を徹底し、直接指導で生徒のその瞬間の意識、また体調まで把握でき、常に自然体で学習に向き合える環境を提供できます。これは当塾の大きな強みなんです。」と外見おとなしめの齋藤さんは熱く語っていたのが印象的でした。

緊急事態からヒントを得た
オンライン授業の環境整備

 コロナ禍により塾に来てはいけない状況が続きました。「流石に参りました。うちみたいな小さな個人塾ではその影響は経営存続を左右しかねません。」持続化補助金を利用し、サイトのリニューアルとオンライン授業の環境整備に取り掛かりました。自粛のような緊急事態に陥っても安心して授業を提供できるような取り組みを始めることができました。
 SNSのLINEも併用しながらより緊密に塾生とその保護者の皆さんと向き合っています。

「数学を解いていく面白さを教えたい」

 「私自身数学が大好きなんです。難解な問題をクイズを解いていくように考えます。一旦その問題にとりつかれるとワクワクしちゃうんです。そんな感覚を塾生に持ってもらうように指導しています。」やらされるメンタルと自ら進むメンタル状況では雲泥の差だというこということを楽しそうに話してくれました。
 「少人数制で個別指導方法の上、私が楽しくやってしまうので教室の雰囲気はめちゃくちゃいいです。皆目標を持って取り組む子供たちですね。でも確実に学力をつけていく生徒達を嬉しくなります。」と最後に齋藤さんは話してくれました。
 我が家もノートネクストさんにお世話になろうかとお伺いして強く感じました。

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脇本 克彦 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e8%84%87%e6%9c%ac%e3%80%80%e5%85%8b%e5%bd%a6%e3%80%80%e6%b0%8f/ Mon, 22 Feb 2021 08:21:42 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=814

モットーは使い手の気持ちに立って

 開成町牛島に位置する開成工芸は、コスメボックス(化粧箱)、メディスンボックス(薬箱)、ジュエリーボックスなど箱物をはじめ、スタンドフォトフレームや木製トレイなど日常の中でさりげなく使用されている生活用品中心に木工製造を行っています。創業は100年前、現在の脇本社長で4代目となります。
 工房はまるで昭和時代のなつかしい校舎のような広さ。もちろん木で組まれた建屋の中に最新の切削加工用のNCルーターや年期の入ったテーブルソーやサンダー、ボール盤が並んでいて、木を切削加工しているので大量に出る木屑や細かい塵で脇本社長も全身真っ白な状態だったりします。

 「モットーにしていることがあるんです」と脇本社長。「うちの製品はとても細かいんです。切り出して揃えて組み立てる。そして一品一品やすりで磨く。木工製品はご存じ通り生きているんです。しっかり揃えて完成しても湿気や乾燥によって蓋が閉まらなくなったり、逆に隙間が空いたり、時にはへそを曲げたように反ってしまうんですよ。木の性質を見極め動きを予測して製作するんです。大量生産に気の遠くなるような作業と細かな微妙な調整に従事していると投げ出したくなる感覚に襲われるんですけど、どんな時でも使う人を想像して作るようにしています。そうすると集中できるんです。使い手の顔を想像することでよい製品に仕上がります。当たり前にシンプルなことですがとても重要なことだとおもうんです。」と鼻先を真っ白にしながら話してくれた脇本社長の目はキラキラしていたのが印象深く、その方の人となりを物語っているように感じた。

コロナ禍が教えてくれました

 「縁があって急遽ホームページを作ることが出来たんです。そしてネットショップも併設しました。」と脇本社長。神奈川県の再起支援型の補助金を利用して自社事業をホームページで幅広く公開し、長年培ってきた経験と技術を活かしたオリジナル商品を作りあげました。先ずはマスクボックスです。今後も当たり前のように日常家族が使うマスク、取り出す箱が木箱だったらそれだけでも柔らかさを感じることができます。
 コロナ禍になる2年ほど前までは少しづつではあるが、売り上げは伸ばしてきていたとのこと。「ウチは固定の取引先がほとんどで、そこからの受注で十分だったんです。いわゆるB to B事業。良くもなく悪くもなく、普通といった感じで真面目に過ごしてきました。それがコロナ禍により、具体的にいうと箱根などの観光客が激減した結果、お土産が売れなくなり、ウチが提供するような製品や部品も全く動かなくなる状況に出くわしました。こりゃーやばい!!と感じた時に、ふと振り返った時に、自社を紹介する物が何もなかったんです。自社オリジナル商品もなければパンフレット、ホームページはもちろんSNSも全く利用していませんでした。ここで初めて開成工芸の今後の進み方を考えました。
自社最大の設備であるNC旋盤は複雑な加工も正確に切り出してくれます。2台あるNC旋盤中心に私たちの手作業技術を更に融合させ、開成工芸オリジナル製品を棚に並べる環境を整えたんです。」

 開成工芸を覚えてもらうためにロゴもつくりました。自社完結の商品開発から製造、販売ラインができたことで開成工芸の今後が面白くなってきた感じがします。
そういえば小さいころ各家庭にあった木の薬箱、いつの間にかあまり見なくなりました。開成工芸さんにお伺いし、どこか安心感を覚えたのは薬箱を見かけたからかもしれません。

 「正直コロナ禍の影響は今後どこまで続くのか読めません。やはり自立して販売していける環境とノウハウは必要だとおもいます。最低限の環境は整いました。スタートはこれからですが、積み重ねていかなければいけませんね。」
どういう展開をするのかと聞いたら「食品ロスじゃないけどうちは端材ロスを減らすのが一番効率よいですね。」と大量にでる端材を二次加工し、スマホスタンドや女性や子供が好む小物類や台所製品を意見を聞き、企画製作販売してみます。」
 販売状況を見極め状況に応じて次の商品を並べてみる。「模索状態ではありますけどフットワーク利かせて展開していきます。」と力強くおっしゃってました。

小さな町から小さなおもしろい木工製品誕生してきそうです。開成工芸さんの今後が非常に楽しみです。

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加藤 隆明 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e5%8a%a0%e8%97%a4%e3%80%80%e9%9a%86%e6%98%8e%e3%80%80%e6%b0%8f/ Mon, 22 Feb 2021 06:51:19 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=798

人気店が集まる開成町に
新しいベーカリーが仲間入り

 人気のあるベーカリーが多い開成町。そのベーカリー激戦区ともいえる地に、2020年9月、やきたてパンの店『ラシーヌ』がオープンしました。
 場所は、松田山を望む新十文字橋にほど近く、合同庁舎の向かい側。一見、民家に近い店構えですが、噂を聞きつけたお客さんで日々賑わいを増しています。
 「やきてたのパンを求めて早朝から買いに来ていただき、感謝しています」とオーナーの加藤隆明さん。オープンの朝7時にあわせて、早寝早起きの毎日だそうです。

地域のおいしいものを集めて
地産地消のパンづくり

 「地元には質が高く美味しい食材がたくさんあります。その質の高い食材を新鮮なうちに使用することで、より美味しさは増します」と、地域の食材にこだわる隆明さん。質が高く美味しい食材に詰まっている生産者のこだわりと想いを受け止め、地元の恵みをふんだんに使ったパンをつくっているそうです。
 南足柄きんたろう小麦を石臼でゆっくりと製粉した小麦粉と、山北「薫る野牧場」の美味しい牛乳、小田原「米山養鶏」の新鮮で甘い卵をベースに、3日がかりでパン生地をつくるとか。
 「早い時間に多く売れてしまっても、急には増産できないんです」と、職人魂をみせてくれました。地産地消の美味しいパンにその思いをこめます。

開成町に根を張って
幸せの時間を届けたい

 開成町に根を張ってお客様に美味しいパンを届けたいという想いから、お店の名前を『ラシーヌ -RACINES-』と名付けたそうです。ラシーヌ-RACINES とは、フランス語で≪根≫という意味。
 「地域住民の方が朝起きて、『美味しい焼き立てのパンを食べようかな、ちょっと買いに行こう』というときに、うちの店を思い出してくれれば」といいます。
 朝に限らず、「美味しい焼き立てのパンを食べようかな、ちょっと買いに行こう」がラシーヌのパンであればいい、焼き立てのパンで幸せの時間を届けたい……隆明さんの地元愛を感じました。

食材の廃棄ゼロもめざして

 地産地消の安心安全なこだわりのパンづくりのための環境整備に持続化補助金を申請。繊細な生地づくりのために、エアコンを設置して温度管理を徹底することに。また、無駄を減らすためにデータ管理によるロスゼロの取り組みにも力を入れていきます。
 「パンの廃棄ゼロも大切ですが、食材のロスも減らしたい。これまで廃棄されていた食材を美味しいパンに生まれ変わらせたらと思います。」
 たとえば、開成町の特産品である弥一芋。販売されているのは子芋がほとんだそう。農家さんで廃棄にしている需要のない親芋も、隆明さんの手によって美味しいパンに生まれ変わりました。
 パンづくりだけでなく、食材全般に視野を広げる隆明さん。これから新しい発想で生み出されていくパンの焼きあがりが楽しみです。

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杉崎 智 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e6%9d%89%e5%b4%8e%e3%80%80%e6%99%ba%e3%80%80%e6%b0%8f/ Fri, 19 Feb 2021 06:17:28 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=778

ポリシーは
「誠意を持って心のある仕事をする事」

 今日まで地に足をつけてやってこられたのは、このポリシーがお客様に伝わったからだと、社長の杉崎智さんは言います。
「お預かりをするお洋服には、お客様の想いが100人100色に込められています。ご要望や価値観もお客様の環境や愛着度によってすべて違う。私達は皆様の大切なお洋服をお預かりし、綺麗に蘇らせる事に誇りを持ちながら、常に革新的に技術を追求していく事を目標としています。」
 クリーニングのチェーン店が多数進出するなかでも、焦ることはなかったそう。お客様に選んでもらえるという、クオリティに自信があるからでしょう。

1着1着にあわせた技術で
最良のサービスを提供

 お客様を満足させるクオリティには、それを裏打ちするテクニックがあります。智さんは、クリーニング師であることはもちろんのこと、繊維製品品質管理士の資格も取得。日本繊維製品めんてなんす研究会(通称TeMA)の理事も務め、つねに向上心を忘れません。
「目には見えにくい技術の提供だからこそ、お客様に実感をしていただけるよう、洗剤の種類から機械のメンテナンス、お洋服の細かいチリやホコリ・毛玉の除去、着用をした時に心地よさを感じていただけるように、1着1着に合わせた手仕上げでの技術でサービスの提供をしています。」
 そのテクニックの一部を、ブログでも公開しています。

親子二代で
商圏を徐々に拡大

 杉崎クリーニング商会は、智さんのお父様が1964年に中井町で開業し、智さんが引き継ぎました。今でもお父様は現役で活躍しており、毎日お得意様巡りをしています。口コミでお客様が増え、智さんは近隣の二宮や大磯、秦野、そしてひと山越えて小田原のお得意様を巡ります。
「コロナで店舗受付の売り上げは減りました。集配業務を強化すべく、人員も増やして、大磯から小田原あたりの集配を強化したいと思います。」
 県の再起支援事業費補助金を利用し、集配専用車も導入したそうです。

コロナ禍で
「公衆衛生業」としての役割を再確認

 自粛生活は外出着やおしゃれ着の出番も減らしました。そこで、智さんはインテリアに注目。家庭内にある布・革製品は、ほぼすべて対応するといいます。夏には布団のキャンペーンも展開したそうです。なかでも、ぬいぐるみのシャンプークリーニングは好評だといいます。
「先行きは不透明ですが、生活様式が変化するなか、うちで何ができるか考えていくうちに『公衆衛生業』という役割を再確認したんです。自助・公助の精神で、お客様と協力をして、この状況を乗り越えていきたいと思っています。」
 持続化補助金を活用して、「非対面受付による宅配クリーニング事業」の立ち上げを計画中だとか。新しいライフスタイルに向けて、ピンチをチャンスにしていきます。

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榎本 昌紀 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e6%a6%8e%e6%9c%ac%e3%80%80%e6%98%8c%e7%b4%80%e3%80%80%e6%b0%8f/ Tue, 16 Feb 2021 02:13:36 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=757

「電気のよろず屋」をめざして
半世紀

 中井町で電気のよろず屋として活躍する榎本電気商会は、父の文男さんと息子の昌紀さんの親子経営。1972年の創業以来、一般家庭や会社、工場などの電気設備工事、空調設備工事・空調修理、そして防犯カメラ設備工事などを主におこなっています。
 「多種多様な電気設備がある現代社会で発生する電気の『困った!』に対応したい」と昌紀さん。管工事業登録事務所という強みを活かして、個人・法人を問わず、地域に密着した経営を展開しいています。
「あらゆる電気設備の設計から施工、そして保守・管理まで迅速に対応しますよ」と、頼りになる存在です。

コロナ禍では
エアコンバブル!?

 コロナ禍で変わったことはありましたかという問いに、「エアコンの設置工事が多かったね」と即答。2020年初夏の一律10万円の給付金を使って、エアコンを買い替えたり、新たに設置したお得意さんが多かったそうです。逆に業務用エアコンは全然無かったそう。「エアコンは毎年買い替えるものじゃないから、今後の動きが少し心配だね」と、イレギュラーな消費動向に戸惑いもみられました。
 家庭のエアコンやスイッチなど小さなものから、オフィスや工場などの大きなものまで、作業の場はさまざま。現場にあわせた資材の準備も大切な仕事の一つです。

高所工事のスキルアップをめざし
専門性を高める

 電気通信の工事担任者の取得もしてあり、アンテナ工事や電話工事などの高所の作業も多いそうです。次第に増えていった業務用の梯子などの劣化を防ぐため、持続化補助金を申請して、資材置き場等の環境を整備。高所の電気工事を一手に引き受けられるように、安全な工事のための準備を整えました。
 「足場のよくない工場などでは、安定性のある脚立が必要。業務用でとても長いから保管場所に困っていましたが、これでひとまず安心です。」
安心安全な環境で、「高所の電気工事は榎本へ」をめざします。

IT時代には必須
ネットワーク関連もおまかせ

 インターネットの普及とともに光ファイバー等の工事も多くなり、前回の補助金で専用の器具を入手。ホームページも作成し、新たな顧客獲得をめざしたそうです。
 「LAN工事などネットワーク構築はもちろん、法人向けのVPNの構築までの電気工事も対応しておりますので、なんでもご相談ください。」
 幅広い電気工事に対応できる知識と技術は、長年、電気メーカーで研鑽を積んだ賜物でしょうか。そこに父・文男さんから受け継ぐ知恵も加わった「電気のよろず屋」さんは、中井町の頼れる存在です。

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笠原 直人 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e7%ac%a0%e5%8e%9f%e3%80%80%e7%9b%b4%e4%ba%ba%e3%80%80%e6%b0%8f/ Thu, 11 Jun 2020 00:54:12 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=735

若い頃の夢は酪農家

 大井町で30年以上、地元密着の電気屋さんを営む清凌電設の笠原直人さんを訪ねました。
 現在、二代目社長として忙しい毎日を過ごす直人さんですが、なんと若い頃は酪農家をめざしていたとか。高校卒業後は、茨城にある専門学校で寮生活を送りながら学んだそうです。半年で退学してしまいましたが、恩師である高校の先生に叱咤激励を受けながら人生を模索し、北海道での住み込み生活も経験。1年間そこで楽しく暮らし、たくさんの人と出会い、今の自分の原型を作ってくれたと思うそうです。
 「高校の野球部の先生と、担任の先生は最高の恩師であると、今でも尊敬しております」と笠原さん。少し照れながら、思い出話を語ってくれました。

困ったときに迅速対応する
「まちの電気屋さん」を継いで

 笠原さんがこの仕事に就いたのは、父への恩返しのためと言います。
 「父はリウマチの痛みに耐えながら毎日仕事をしていたので、今までの自由な人生を与えてくれた父と母に感謝し、これからは自分が力にならなければ」と、笠原さんは酪農家への道から方向転換し、父の会社に入社することを決めたそうです。
 これまでのエピソードは?との問いに、
 「父と一緒に仕事をしていた十数年のすべてだと思います。仕事に対する自分の動きや仕事への考え方、人との付き合い方、たくさんの事を教えてもらいました。電気工事士(職人)はどうしても優劣を決めがちで、自分も若い頃はそういう気持ちが強かったのですが、あくまで自称ですが自分と親父のチームは神奈川でも5本の指に入るチームだと本気で思っていました。自分にとって今も昔も父が最高のパートナーでした」と笑顔で語ってくれました。

少ない休日は
教会や買い物へ

 趣味は特にないという笠原さん。
 「やりたいことはあるのですが、余裕がありません。会社の持続や仕事の確保、着手している仕事を順調に進めること、重なった仕事の調整、材料の手配、見積もりや図面作製などあると、プライベートな時間は寝て起きて家族と少し話してくらいしかないです」
 生真面目な仕事人間の一面をみせてくれましたが、そうはいってもやはり日常にご褒美は必要で、お酒が好きですとの告白も。
 「お酒を飲むと嫌な事も忘れてとてもポジティブになれます。酔った時の考えをメモにして次の日に見ると、普段まったく思いつかない事が書かれていますが、実行する気にはなれません。お酒を飲むと解放され、ポジティブになれるのですが、次の日はその反動が大きくて、結構ネガティブになりがちです。お酒の量を減らさないと」と苦笑い。一瞬、父親の表情になりました。

「清凌」という名に恥じない
仕事をしていきたい

 「清凌とは、清い心をもって、厳しい現実を凌いでいこう」という意味だそう。コロナをはじめ、何が起こるかわからない社会情勢の中で、これほど力強い社名はないかもしれません。名付け親であった父親の仕事仲間とは離れることになりましたが、この社名の意味は嫌いではなかったので自分自身を律するためにも残したそうです。
 6年ほど前に経営体制を一新してゼロからのスタート。当初は月の売り上げが30万くらいの時もあり、非常に苦しい状態だったそうです。そんな中でいちばん嬉しかったのが息子さんの入社。
 「その苦しい状況を一緒に切り開いて今の自分達がいるので、とても幸せです。1年、1年と本当に成長を感じられるので、まだまだではありますが、一緒に仕事をしていてとても楽しいです。ほとんど話をしてくれませんし、口も悪いし、返事もしない時もあるし、言い訳や嘘をつくことも多々ありますが、文句を言いながらも決して休まず一緒に働いてくれ、ハードなスケジュールも一緒にいつもこなしてくれます。息子も会社もまだまだ成長できると感じています」
と、これからも清い仕事ぶりが続くことを期待させてくれました。

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露木 博美 氏 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/people/%e9%9c%b2%e6%9c%a8%e3%80%80%e5%8d%9a%e7%be%8e%e3%80%80%e6%b0%8f/ Thu, 30 Jan 2020 07:15:13 +0000 https://ashigarakami-sci.net/ashigarabito/?post_type=staff&p=676

庶民的で来店しやすいサロン
をモットーに

 
 
 開成町の静かな住宅街に、露木博美さんが営むFace Salon Viesoie(フェイス サロン ヴィソア)はあります。訪れる人をやさしく迎えてくれるような落ち着いた外観。エステやサロンというと、ちょっと敷居が高いイメージもありますが、ここヴィソアは幅広い年代の方に愛されている親しみやすいサロンのようです。
 冬のある日の午後、サロンには高齢の男性の姿が……。博美さんはエステティシャンであるだけでなく、理容師としてもお客様の対応をしているそうで、この店舗も元々はご両親のものだったそう。ご近所の方々には、「露木理容店」という屋号のほうが定着しているかもしれません。

宮台のお地蔵さんに
見守られて半世紀

 
 
 ご両親がこの地に理容店を構えたのは、今から50年近く前のこと。博美さんも理美容の道に進み、エステティシャンとしても経験を積んだそうです。平成16年にお父さまが他界され、露木理容店を継ぐことに。
「このままじゃ、つぶれるよって常連さんに言われてしまって……」と苦笑する博美さん。黙っていてもお客さんがきていたという、かつての露木理容店。ご両親の働く姿をみていた博美さんは、「親の仕事ぶりをなめていたのかもしれない」と言います。
 仕事、とくに経営に対する認識が甘く、ご両親から店を引き継いだあとも、「そのままでいいかな」という感じだったそうで、新規のお客さまが増えず高齢者ばかりになっていき、常連さんの「つぶれるよ」の言葉にハッとするところまでいったそうです。そこから博美さんの持ち前の行動力が発揮されることに。

ナンバーワンになるよりも
オンリーワンをめざして

 
 
 プライベートでは3人のお子さんを育てるシングルマザーであったため、子どもの教育費などの心配が一歩踏み出す勇気をおさえていたそうですが、一大決心をして「女性も来られる床屋さん」をめざすことに。理容店のナンバーワンになれなくても、女性も来られるという特性をもったオンリーワンにはなれると確信。まだ取得者も少ないという美剃師(シェイヴィスト)検定の中級にも合格し、上級に向けて勉強中とのことです。
「ひとりでも多くの女性を美しくするサポートをしたいですね。子育てに忙しい世代の方も、時々はのんびりと自分自身と向き合えるようなプライベートサロンをめざしたいです」と博美さん。心にふれあう接客も大切にしているそうです。

「きれいでいたいという気持ち」をサポート

 
 
 シェービングといっても、顔剃りだけではなく、リーズナブルなブライダルシェービングのコースも用意しているそうです。
また、ニキビやエイジングなどの肌改善の相談にも応じてくれるそうで、親子で来店される常連さんもいるとか。丁寧な事前カウンセリングで、お肌の悩みを解消する方法を提案。美肌の基本である洗顔方法は無料で伝授。また、お客さまとの信頼関係を大切にし、選び抜いた安心安全の化粧品などの商材も購入を押し付けたりはしないといいます。
 「きれいでいたいという気持ちが大切ですよ」。そう語るステキな笑顔が、このサロンの効果を表しているようです。

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