酒匂川のほとりにある老舗レストラン。

　レストランパセリは、1987年創業の洋食レストラン。家庭的な雰囲気のなかで、ハンバーグやカニクリームコロッケ、ナポリタンなどの昔懐かしい洋食が味わえます。
　ランチタイムには、近所のご年配たちやサラリーマンが、お得なランチメニューを求めて集まり、週末は親子３世代のファミリー客などでにぎわうそうです。
「最近は法事などの会食でも利用していただくことが多いですね」と先代シェフの古澤小十郎さん。朗らかに語る古澤シェフの人柄も、この開成町の地に店が根付くために不可欠だったのでしょう。

ていねいに煮込んだ
デミグラスソースがおすすめ。

　たくさんのメニューのなかでも、おすすめはデミグラスソースを使った料理。厳選した材料で一から仕込むことはもちろんのこと、フォンドボーにローストした香味野菜と牛スジを長時間じっくりコトコトと煮込み、念入りに裏漉しして作り上げる逸品。創業当初から変わることのない秘伝のレシピでつくられているデミグラスソースは、シェフの自慢の味でもあります。このソースをふんだんにつかったビーフシチューは、ランチでもディナーでも人気があるそうです。
デミグラスソースに限らず、バターソースも絶品。さすがフランス料理を修行したシェフだけあって、ソース作りには自信がありそう。10～３月の期間限定で提供されている三陸産生牡蛎を使ったカキフライ・カキの貝殻焼きカクテルソースも大好評だそうです。

SNSで日替わりランチメニューや
予約状況を発信中。

　数年前からはSNSを活用。毎日、日替わりランチの内容を写真とともにアップしているとか。この日替わりランチ、魚料理と肉料理の盛り合わせに、ライスかパン、そしてコーヒー（紅茶）がセットで税込1,000円。気軽に洋食が楽しめると人気のようです。
また、町があじさいまつりでにぎわっている時期は、あじさいランチやあじさいディナーを。そして、母の日特別ディナー、父の日特別ディナーなど、イベントメニューも積極的に考案し提供しています。
「コース形式やバイキング形式など3,000円(税別)からご用意しており、お客様のご予算に合わせて対応させていただくことも可能です。また、8～14名様でご利用いただける個室のご用意もございます。」と２代目シェフの正悟さん。お誕生日や宴会、冠婚葬祭などの利用も多いそうなので、予約無しの来店には事前の確認が安心です。

２代目が引き継ぐ、家族で育てた店と味。

　初代は新潟の出身。料理人を目指して上京し、横浜の調理師学校のレストラン部に就職。「知らない土地で、不安だったけどね」とレストランパセリ開業当時を振り返ります。その理由をたずねると、職場で知り合った奥様が生まれ育った松田の近くを希望したからとのこと。それから30年以上、家族で支え合いながら店を切り盛りしてきたそうです。
現在は２代目正悟さんが厨房を仕切るようになり、さみしいような、それでいて少しホッとしている小十郎さんです。

レストランパセリ

古澤　小十郎　氏

Profile
店名	レストランパセリ
所在地	〒258-0021　神奈川県足柄上郡開成町古田島4293
TEL	0465-83-2962
営業時間	火～日／ランチ 11:00～15:00（L.O.14:00）ディナー 17:00～21:00（L.O.20:30）
休業日	月曜日（月曜祝日の場合は振替で火曜日休み）
ホームページ	https://www.facebook.com/KaiseiRestaurantPaseri/